妊娠2ヶ月で出血、そこから出産まで寝たきりだった辛い日々
私は一人目妊娠中、わずか2ヶ月で出血しました。診断は切迫流産。さらに前置胎盤とも言われ出血しやすく自宅安静を指示されました。長時間立つことはできず最低限の家事をして過ごしていましたが、妊娠6ヶ月の時に切迫早産で大量出血し1ヶ月入院することになりました。入院中はトイレ以外は寝たきりで、お風呂も週に1度しか許されませんでした。さらに妊娠糖尿病と診断され、寝たきりなのにインスリン注射を受ける日々。さらに赤ちゃんの発育があまり順調でなく、本来ならば沢山食べて栄養を胎児に送らなければならないのに妊娠糖尿病のためにカロリー制限がされていました。栄養士さんに献立を作ってもらいましたがなかなか胎児は大きくならず、もどかしい日々でした。退院後も自宅で寝たきり生活は続きましたが38週を過ぎると今度は運動するよう指示されました。弱った筋力で散歩も辛かったです。結局なかなか生まれず陣痛促進剤を1週間打ち続け、41週でやっと元気に生まれてきました。
切迫早産で一か月の入院に。辛かった入院生活。
入院が決まった時は地獄に落とされたようなショックでした。無事に赤ちゃんに会えるのか不安で仕方ありませんでした。私にできることはひたすら横になることだけでしたが、時間があるので悪いことばかり考えてしまいました。面会室まで歩くことも禁止だったため、たまに様子を見に来る看護師さんと先生以外に話す人はおらず塞ぎ込む日々でした。さらに私は妊娠糖尿病だったため、外部からの差し入れも禁止されており食事も低糖質で質素な特別メニューでした。娯楽も楽しみもなく天井を見つめる日々。点滴の管は日に日に増えていき、先の見えない不安に毎日泣いていました。辛かった要因は沢山ありましたが、誰かと話ができないことが一番辛かったです。大部屋だったので電話も禁止されており、気持ちを吐き出すことができず心の拠り所がありませんでした。
切迫早産で1ヶ月の入院にかかった費用
これが私の人生で初めての入院でした。かかった費用は食事代を入れて24万円でした。私は保険に入っていなかったため、補助がなく痛い出費となりました。本当は60万ほどの入院費でしたが、高額医療費助成制度を利用して入院費用12万円プラス食事代の24万円で済みました。病院側からは高額医療費助成制度について何も教えてもらえなかったので、ネットで色々調べて初めてこのような制度があると知りました。もし知らなかったら60万円を支払っていたと思うと恐ろしいです。私が入院していたのはNICUのある大学病院だったため、そもそも出産費用が高かったのですが、ハイリスク妊婦だったので仕方ありませんでした。1ヶ月の入院費は痛い出費でしたが手厚くサポートしてもらえたしNICUがあるという安心感もあり、値段相応だと思いました。ちなみに二人目の時には妊婦保険に加入していたため、2週間の入院でしたが8万円で済みました。
胎児が小さく切迫早産で妊娠糖尿病だった私の体重管理について
私は妊娠中8キロしか体重が増えませんでした。胎児のためにはもっと増える必要がありましたが、妊娠糖尿病だったため糖質制限がありなかなか体重を増やすことができませんでした。食事内容は、茶碗半分のご飯、薄味で味付けされた野菜のおかず、わずかな肉、お漬物。このような内容の食事を毎日摂っていました。あとは低糖質になるのを防ぐために食後1時間したら毎回リッツを5枚食べていました。最初はフルーツが提供されていましたが、私がフルーツ嫌いのため栄養士さんに相談して同等の糖質を含むリッツに替えてもらいました。入院中の食事でリッツが一番美味しかったです。退院後は糖質計算をした献立を母に作ってもらいました。野菜は沢山食べても大丈夫だったので、少しでも栄養を摂るためにサラダは毎日大量に食べていました。沢山食べないと胎児が育たないのに沢山食べてはいけないという正反対の状態でしたが、子供は2832gの通常サイズで生まれてきてくれました。(静岡県在住S様の体験談)
※この記事は個人の体験談です。