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【出産より大変だった産後】知ってほしい弛緩出血について

弛緩出血(しかんしゅっけつ)という言葉を知っていますか?私には3歳と0歳の子供がいますが、妊娠出産を経験して、弛緩出血を経験するまで全く知りませんでした。

今回は私が二回出産をして、二回とも実際に体験した弛緩出血についてお話したいと思います。

目次

産後に起こりうる弛緩出血とは

児の娩出後、子宮筋が良好な収縮を来さないものを子宮弛緩症と呼び、このため胎盤剝離部の断裂血管および子宮静脈洞が閉鎖されなくなり大出血を来すものを弛緩出血という。弛緩出血が増悪すると産科危機的出血に至る。産科 DIC(播種性 血管内凝固症候群)を伴うと、最悪の場合には母体死亡に至る

弛緩出血 – 日本産婦人科医会 (jaog.or.jp)

日本産婦人科医会では上記のように書いてあります。

なんだかとても怖そうな産後トラブルですよね

産まれて初めて命の危機を感じた私

1人目の時は、退院して2日後のことでした。朝起きてトイレに行き、排尿をしていると、尿とは別にサーっと何かが流れる感じがしました。便器を見ると、大量の血でした。目の前もだんだん暗くなり、トイレから精一杯の声で母を呼びました。あの時は、まだ産まれたばかりの子供を残して死んでしまうのかなと感じました。産後初めて命の危機を感じました。

その後救急車で産院に搬送され、処置を受けてなんとか出血も落ち着き、一泊入院して退院することができました。

まさか二人目も弛緩出血に。蘇る一人目のときの恐怖

一人目を出産して二年後に二人目を授かりました。私の二回目の弛緩出血は、出産後夕食を食べている時でした。少し動くと、サーっと血が流れている感じがして、すぐナースコールを押しました。すぐに処置室へ運ばれ、子宮の収縮を促す点滴と子宮底のマッサージを受けました。その間もどんどん出血していて、目の前も暗くなり、一人目の時と同様に子供二人を残して死んでしまうのかなと思っていました。

その後なんとか出血も落ちつきました。ところが貧血状態であまり動けず、産後一日で母子同室が始まる予定でしたが、赤ちゃんのお世話どころではなく、悔しい思いをしたことを覚えています。今思えばあの時、新生児室に預けていてよかったと思います。まさか、一人目のときと同じように弛緩出血を経験するとは思ってもいませんでした。

弛緩出血を体験したことのある経産婦さんは事前に伝えておくこと

退院してからも、トイレに行く度に出血するのではないかと不安が尽きませんでした。

悪露が完全に終わるまでは、毎日のようにドキドキしていました。その後も少し多めに出血してしまうと、すぐに病院へ行っていました。助産師さんに言われたのは、私は子宮が収縮しづらい体質であるかもしれないと。もし次妊娠した時は、必ず弛緩出血を経験したことがあると伝えてくださいと言われました。

私は二人目出産のときには前回も弛緩出血になったことを伝えていませんでした。事前に伝えておくと、弛緩出血を起こさないような対応をすることができるようです。

産後も無理せず行政や周りの人を頼ること

妊娠・出産は命がけのことです。私は弛緩出血を経験して、産後も命がけだなと思いました。産後の体は、交通事故にあったときと同じくらいボロボロであると言われています。産後には予想してなかったことも起きます。そんな時は周りの人を頼ってほしいと思います。

家族だけではなく、行政にもいろいろなサービスがあります。産後ヘルパーや産後ドゥーラなど、最近は産後ケア事業が増えてきています。

妊娠・出産はゴールではなく、スタートです。弛緩出血のことを少しでも多くの人に知ってもらい、産後も決して無理をしないようにしましょう。

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