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最近話題の非認知能力とは。幼児教室って通わせるべき?これからの時代に必要な幼児教育って?現役保育士が徹底解説

昨今、「幼児教育」が注目を浴びていますね。子どもの将来のために何かしてあげたい。良い教育を与えてあげたい。でも、何をしたらいいのか分からない。何が正解なのか分からない。そんな悩める親御さんたちへ。保育士の目線で、ヒントとなる情報をご提示できればと思います。是非参考にして頂けたら幸いです。

目次

認知能力と非認知能力

人間の能力は、大きく分けると二つあります。一つは認知能力、もう一つは非認知能力です。認知能力とは、読む、書く、計算するなど、いわゆる「学力」として評価されるものです。一方、非認知能力とは、根気強さ、意欲、自信、社交性、思いやり等、「人間性」や「生きる力」と言われるものです。非認知能力には様々な定義や分類があり、代表的なものにOECD(経済協力開発機構)の枠組み等があります。

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今の子どもたちを取り巻く時代

自分が子どもだった頃のことを思い出してみましょう。たった数十年で、社会は大きく変わったと思いませんか。グローバル化、情報化が進み、変化の激しい現代。変化の幅も速さも方向もバラバラで世界の見通しが利かなくなっています。

変化の激しい時代に求められる力とは

例えば、学校の試験で良い点数が取れること。これは、認知能力の高さを示します。

正しい知識・情報を多く持ち、その中から「正解を見つける能力」が高いことの証明になります。いわゆる「学力主義」というのは、こうした認知能力の高さを評価することです。

「学力主義」への警鐘

近年、「学力主義」が否定されるようになってきていますよね。そこで注目されているのが、非認知能力です。

早期教育の効果は長く続かない

読み・書き・計算といった認知能力を身につける早期教育は、効果が長く続かないことが明らかになっています。

「ペリー就学前プロジェクト」の結果分析より

幼児期に国語・算数といった教科学習の先取りを行って、高いIQを身に付けたとしても、ほとんどの場合4年以内にその年齢層の標準IQに落ち着きます。幼児期に先取り学習を行っても、数年後には通常の教育を受けた子に追いつかれてしまうのです。

幼児期に非認知能力を育む重要性

対して非認知能力は、幼児期に育むことで将来高い効果が期待されています。

非認知能力は認知能力の土台となる力であり、幼児期から小学校低学年に育成することが効果的であると、へックマン博士の研究で明らかになっています。

認知能力の土台となるのが非認知能力

認知能力を育むことは不要、というわけではありません。認知能力と非認知能力、勿論どちらも大切です。ですが、認知能力は就学以降に学校教育を通して身につけていく力であり、幼児期に無理に教え込む必要はありません。高い認知能力を身につけるためには、その土台を幼児期にしっかりと育んでおくことが重要です。その土台となる力こそが、非認知能力なのです。

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非認知能力を育むには

では実際に非認知能力を育むためには、どのような教育をすれば良いのでしょうか。残念ながら「これをしておけば大丈夫」「これが正解」といった方法は存在しません。

非認知能力は、日々の生活の中で様々な経験を積み重ねるうちに、少しずつ身についていくものだからです。

身につけるべきは「主体的に学びに向かう力」

非認知能力と称される力は多岐にわたりますが、その中でも特に核となるのが「主体的に学びに向かう力」です。様々なことに興味関心を持ち、主体的に挑戦する中で、色々な能力が一体となって育っていきます。

「できた」「楽しい」を大切に

非認知能力を育むためには、何か特別な経験が必要というわけではありません。子どもが主体的に何かに熱中して取り組んだり、遊び込んだりする過程で育っていくものなのです。

「できた」という成功体験を積み、「挑戦するって楽しい」という感覚を育むこと。主体的に新たな挑戦を繰り返していくこと。その過程で育まれていきます。そうして育まれる「主体性」や「意欲」は、就学以降も、主体的に学びに励む姿へ繋がっていくと、期待されています。

幼児教室や幼児教材って必要⁇

様々な幼児教室や幼児教材が存在する中、一概に良し悪しを判断することはできません。それぞれが何を目標としているのか、どのような方法で、どのような力を育もうとしているのか、その内容を吟味する必要があるでしょう。

興味を示した時が始めどき

例えば、読み・書き・計算といった能力は、幼児期に無理に身につける必要はないと申し上げました。ただ、お子さま自身が、例えば「文字を学びたい」という意欲を持っている場合。「お友だちに手紙をあげたいから、文字が書けるようになりたい」というように、「主体的に学びに向かう力」を発揮している場合、これは読み・書きの学習の始めどきといえます。親御さんが教えるもよし、プロの力を借りるもよし、様々な方法があるでしょう。

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まとめ

幼児期に豊かな非認知能力を育むことが、就学以降スムーズに認知能力を身に付けるための土台となります。特に、「主体的に学びに向かう力」を育むことが重要です。お子さまに、「やってみたい」という意欲の芽が表れたら、是非大切に扱ってあげてください。

何が正解で何が間違いということはありません。この記事を参考に、是非ご自分なりの答えを見つけて頂けたら幸いです。

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