皆さん、お子さまにどんな玩具を用意していますか。「玩具」と一口に言っても、多種多様なものがあり、何を選べばよいのか悩みますよね。
保育園では、特に0〜2歳のお子さまに対して、保育士が手作り玩具を用意することも多いです。
今回は、ご自宅で簡単に用意できる手作り玩具や作る時の注意点などをご紹介したいと思います。是非参考にしてみてください。
玩具の役割
玩具の役割って何だと思いますか?
様々なものが挙げられますが、0〜2歳頃のお子さまが使う玩具に関して、特に重要な役割は「手指の発達を促すこと」です。
つかむ、にぎる、つまむ、めくる、ひねる、ひっぱる等、遊びの中で様々な動作を繰り返し経験することが重要です。

手指をたくさん使うことは、脳の発達にも繋がりますよ。
手作り玩具のすすめ
玩具を使う目的はお子様それぞれですので、一概には言えませんが、「手指の発達を促す」ということに関して、市販の玩具で0〜2歳頃の発達に適した玩具を見つけることは、意外と難しいです。
手作り玩具であれば、わざわざ高いお金をかけて買わずとも、身近にある物で月齢に合った身体の動きを促すことが可能です。




手作り玩具を作る上での注意点
なるべく楽をして作る
手間暇かけて凝った装飾を施した玩具が、良い玩具であるとは限りません。お子さまが集中して繰り返し楽しく遊び、発達を促すことができるものが良い玩具です。100均などを活用し、可能な限り楽をして作りましょう。
「すぐに壊れて当たり前」という心構え
0歳、1歳頃のお子さまは、玩具をダイナミックに扱います。舐めたり、かじったり、引っ張ったり、投げたり…。
手間暇をじっくりとかけて作ってしまうと、壊れた時のショックも大きいですし、作ることを億劫に感じてしまうと思います。ですから、「すぐに壊れて当たり前」「すぐに修繕できるからいいや」という心構えでいる事をおすすめします。
可能な限りシンプルな構造で作る
- 誤飲を防ぐため
複雑な構造や凝った装飾等を施すと、一つ一つのパーツが細かくなってしまうので、誤飲に繋がりやすいです。
0歳、1歳頃のお子さまは、必ずと言っていいほど玩具を舐めたりかじったりして探索活動を行うので、手作り玩具は破損しやすいです。
お子さまの口に入ってしまう大きさのパーツは、極力使わないようにしましょう。
- 簡単に修繕ができ、長く使えるようにする
せっかく作るなら、長く使える玩具にしたいですよね。
手作り玩具は、前述のとおり、既製品と比べてどうしても破損しやすいです。
お子さまの安全を守るためには、こまめなメンテナンスが不可欠です。
シンプルな構造にすることで破損部分も見つけやすくなり、修繕も簡単に行えます。
おすすめ手作り玩具3選
保育園でお子さまに人気の手作り玩具を3つご紹介します。
鍋つかみパペット
100均で鍋つかみが売っていますよね。それに、目や耳などをつければ、パペット人形に早変わりです。ウサギ、ネコ、カエルなど、アイデア次第で様々なアレンジができます。
材料
- 鍋つかみ
- 装飾に使う物
裁縫が得意な方は、フェルトなどで目や耳といったパーツを作って縫い付けてもよいですね。ですが、細かいパーツを使用すると誤飲の恐れがあり危険なので、裁縫が苦手な方は無理はしないように。裁縫はせず、油性ペンで描いてしまってもよいです。
ミルク缶ポットン落とし
穴からモノを落としたり、取り出したりを繰り返す遊びです。出し入れするモノは、誤飲や怪我の恐れがないものであれば、何でもよいです。ペットボトルキャップを繋げて筒状にしたものや、お手玉などがおすすめです。
材料
- ミルク缶
- ミルク缶カバー(巾着袋でも代用可)
作り方
- よく洗って乾かしたミルク缶を用意する。
- ミルク缶カバーを装着する。もしくは、既製の巾着袋の中にミルク缶を入れる。
牛乳パック犬
材料
- 牛乳パック(1リットル)…1本
- 粘着テープ(カラーガムテープ)
- 紐
- はさみ
- 油性ペン
※お子さまが牛乳アレルギーをお持ちの場合は、牛乳以外の紙パックを使用してください。
作り方
※尻尾は細かいパーツとなり誤飲に繋がる恐れがあるため、付けなくてもよいです。




まとめ
身近にある物で、お子さまの発達に適した玩具を簡単に作ることができます。この記事を参考に、ご自身でもアイデアを出しながら、様々な手作り玩具を作ってみて頂けたら嬉しいです。
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