近年、再注目され人気急上昇中の熱海。古くから温泉地として有名で、少し大人なイメージがありますよね。
赤ちゃんや子供を連れて行くには大変なのでは?温泉以外でも楽しめるの?
今回はそんな方のために、筆者が実際に子連れで訪れた1泊2日のモデルコースを細か過ぎる程徹底レポートします!
熱海の基本プチ知識

静岡県熱海市は神奈川県の湯河原町と隣接した地域で、首都圏からのアクセスが抜群です。
東京駅から熱海駅は東海道本線で約1時間45分、特急踊り子号で約1時間20分、東海道新幹線ではなんと最短35分。いずれも途中乗り換えなしです。
特急踊り子号は“全席グリーン車”の新型車両サフィール踊り子号も運行しています。






東京駅以外にも池袋・新宿・渋谷・武蔵小杉・横浜に停車する休日の臨時列車があり、お近くの主要駅からも乗車できますよ!
海が見える絶景ポイント




おすすめは特急踊り子号から眺める、根府川駅付近の車窓の風景です。
相模湾の雄大な水平線を眺めると、旅行気分が一気に高まってワクワクが止まりません。
熱海は坂が多い
熱海と言えば海の印象が強いですが、土地の特徴として山が近く、坂道が多いことが挙げられます。
目的地へ向かう際にスマホのマップで距離を確認することがあると思いますが、熱海は距離が短くても実際には急坂で徒歩では大変な思いをすることが多いです。






特に子連れや3世代での旅行の場合は無理をせず、移動はバスやタクシーがおすすめです!
おすすめモデルコース1日目




熱海駅からタクシーで約5分の、ホテルサンミ倶楽部別館の和風海鮮レストラン。海を眺めながら海鮮料理が食べられます。






おすすめは、店内の生け簀(いけす)のあじを調理して提供されるメニュー。
衣はサクサク、身は肉厚でふんわりな活きあじフライは、魚が苦手な子供でもおいしく食べられます。
活きあじたたきは、運ばれてきた時にまだ尻尾がピクピクと動いているほどの鮮度です。




でん助茶屋のすぐ隣がサンビーチとなっています。
白い砂浜、ヤシの木が並んだ海沿いを散歩すると、まるで外国のリゾートにいるかような気分になります。
夏は海水浴で賑わっていますが、散歩にはオールシーズンおすすめのスポットです。
夜はビーチやヤシの木がライトアップされ、昼とは違った幻想的な風景を見ることができます。




姉妹都市イタリアの港町サンレモから名づけられた遊覧船サンレモ号。
サンビーチの親水公園の桟橋に乗り場があります。
約30分の乗船ですが、波の高い日は結構揺れるので酔いやすいお子様はご注意を。
海上から見る熱海の風景は、名前の通り地中海の港町のように美しいです。






船の地下には海中展望室があり、海中の魚を見ることができます!
海中展望室の魚は船が出港すると見られなくなるので、時間に余裕をもっての乗船がおすすめです。




サンレモ号一番の楽しみは、カモメとの触れ合いです。
船内にはカモメ用の餌が売られていて、餌をあげると面白いようにカモメがついてきます。






ついつい景色を見るより夢中になってしまうかもしれません!




乗船後は、降り場すぐにあるサンレモカフェで一休みはいかがでしょうか。
乗船チケットの半券を見せると、ドリンク代を割引してもらえます。
海に浮かぶサンレモ号を眺めながら、オープンテラスでまったりカフェタイムを楽しみましょう。




ミキハウス子育て総研株式会社が認定した、赤ちゃん・子供のいる子育てファミリーが安心して宿泊できる亀の井ホテル熱海本館。
熱海の高台に建つ、大型ホテルです。
ホテルの送迎や路線バスはありますが、本数が少ないため時間が合わなければ迷わずタクシーで向かいましょう。




全室オーシャンビューでベランダからは相模湾を見下ろすことができます。
和洋室・洋室・和室等多彩な部屋のタイプがありますが、どれも広々として使い勝手の良い部屋となっています。




熱海市は1年を通して海上花火大会が開催されていて、日程が合えばお部屋からゆったりと花火を鑑賞できるかもしれません。




ウェルカムベビープランを予約すると、ベビーグッズの貸し出しや、赤ちゃんの月齢で選べる離乳食などのサービスがあります。
おすすめモデルコース2日目
熱海駅バスターミナル8番乗り場から『MOA美術館行き』で約7分。
広大な敷地のMOA美術館に到着します。
美術館は子供が退屈しそう…と思いがちですが、こちらの美術館は一味違った楽しみ方ができます。




エントランスから長い長いエスカレーターに乗って辿り着いた先には、天井一面が大きな万華鏡の不思議な空間が。
オルゴールの音に合わせて少しずつ模様が変わる様子は、ずっと見上げていたいほど綺麗です。




敷地内には5つものカフェやレストランがあります。
- 有名パティシエ・トシヨロイヅカのスイーツカフェレストラン
- 海を一望できるカフェ
- オーガニックな日本料理店
- ごぼうの天ぷらが絶品な蕎麦屋
- 抹茶とお茶菓子が食べられる茶室
それぞれが美術館と庭園に点在し、全部行きたくなってしまうほど素敵な佇まいです。
帰りも、バスで熱海駅へ戻ります。
電車の時間まで新しくなった駅ビルでお土産を購入したり、駅前にある足湯に入ったり。
乗車予定電車の1時間前には駅に着いていると安心です。
絶対に買うべき熱海のお土産




ネコの舌
これだけは欠かせない熱海のお土産と言えば『ネコの舌』。
フランス語で猫の舌はラングドシャと呼びますが、その名の通りネコの舌は新鮮なバターと卵をたっぷり使って作られた、素朴だけど超絶おいしいラングドシャクッキーです。
バター香る、サクッと優しい口どけの「ネコの舌」は、熱海で70年以上愛され続ける銘菓。まるで絵本の中から飛び出したような可愛らしいレトロなイラストにも注目です。https://t.co/f7yaeAg5fu pic.twitter.com/41C3ZcJDz7
— ことりっぷ (@cotrip_twi) August 7, 2021
製造元の三木製菓本店はサンビーチの近くですが、昭和にタイムスリップしたかのような駅前第一ビル商店街(ATAMIX)内にも店舗があります。






箱入りタイプのみ、新しい駅ビルのお土産屋さんでも購入可能です!




まとめ
いかがでしたか?
海、山、温泉、グルメ一度に体験できる熱海は意外にも子連れで楽しめるスポットが盛りだくさんで、オールシーズンおすすめの観光地です。
ぜひ参考にしてみて下さいね。
※2022年11月27日時点での情報です。時期により情報が異なる場合がありますので、予めご了承下さい。
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