妊娠中のプレママの中には、「妊娠したら初めて便秘になってしまった」という方もいるのではないでしょうか。
実際に私も3年前に長女を妊娠中、ひどい便秘になってしまい、腹痛に悩まされる日々を過ごしました。
今回は妊娠中に便秘になりやすい原因と、便秘になってしまった時の対処法を私の体験談と合わせてご紹介します。
妊娠初期から便秘に!腹痛に悩むことも
私は妊娠前は便秘と縁がなく、1日出ない日があっても翌日には出てスッキリ…という生活をしていましたが、妊娠が分かった頃から便秘で悩むようになりました。
妊娠が分かってすぐにつわりが始まり、食事や水分が摂れず横になって過ごす日が続いた為、だんだん便が出にくくなってしまったのです。
さらに妊婦健診で「妊娠中はトイレでいきんだり腹圧をかけてはいけない」という話を聞いてから、トイレに座ってお腹に力を入れるのが怖くなってしまい、つわりに加え便秘による腹痛で悩む日々が続きました。
産婦人科で処方された薬でようやく便秘が解消された
つわりが落ち着いて食事や水分が摂れるようになっても、なかなか便秘は解消されませんでした。
安定期に入った頃に産婦人科で便秘について相談をしたところ、「酸化マグネシウム」という便秘薬を処方してもらえました。
使ってみたところ、翌日からするっと出るようになり、便秘が解消されたのです。
もっと早く先生に相談していれば良かった…ととても後悔しました。
妊娠中に便秘になりやすい原因とは?
原因①ホルモンバランスの変化
妊娠すると、「プロゲステロン」という黄体ホルモンの分泌が増加します。この「プロゲステロン」というホルモンには、腸の動きを抑える作用があり、便秘を引き起こす原因になります。
原因②運動不足
妊娠中はつわりで気持ちが悪くなったり、お腹が大きくなるにつれて動きづらくなったりと、妊娠前よりも運動不足になりがちです。運動量が減ることによって腹筋の筋力が低下することで腸の動きが低下してしまい、結果便秘を引き起こしてしまうと言われています。
原因③水分不足
妊娠中は、つわりの症状で食事の量が減ってしまったり、場合によっては水分も摂りづらくなってしまうことがあります。食事の量が減ってしまうと便の量自体が減ってしまい、食事から得られる水分量も少なくなるため、体内の水分が不足して便が固くなり便秘の原因となってしまうのです。
妊娠中の便秘に効果的な対処法3選
対処法①こまめに水分補給をし、適度に運動する
体内の水分が少なくなると便が硬くなりやすく、便秘を引き起こす原因となってしまいます。こまめな水分補給を心がけましょう。特におすすめなのが起床時の水分補給です。朝は腸の動きが活発になりやすい時間帯のため、朝起きたらまず毎朝コップ1杯の水を飲む習慣をつけるとよいでしょう。1日1リットル以上水分を摂れるのが理想です。
また、腸の動きを活発にする為に、無理のない程度で適度に運動しましょう。軽いウォーキングやストレッチ、マタニティヨガなど、リラックスしながら行うのがポイントです。
対処法②食物繊維を多く含む食べ物を摂る
便秘を解消するには、食物繊維を多く摂ることが大切です。食物繊維には、水に溶ける水溶性食物繊維と水に溶けにくい不溶性食物繊維の二種類に分けられます。果物や繊維の柔らかい野菜(キャベツ・人参など)、海藻類などは腸内の善玉菌を増やして便を柔らかくする効果があります。根菜類やキノコ類、豆類などは、便の量を増やして腸を刺激し、便通を整える働きをします。
対処法③便秘がなかなか治らない場合は医師に相談を
運動や食事に気を付けても便秘がなかなか治らない場合には、妊婦健診の際に医師に相談することをおすすめします。便秘が重症化すると、切迫流産や痔を引き起こす原因になることもあるため、かかりつけ医に相談し、妊娠中でも服用できる便秘薬を処方してもらいましょう。市販の便秘薬を使いたいという方もいるかもしれませんが、妊娠中は自己判断で市販薬を購入するのは避け、医師の処方を受けるようにしましょう。




まとめ
妊娠中は体調の変化も大きく、身体的にも精神的にも大変な思いをする妊婦さんも多いですよね。
お腹に赤ちゃんがいる中で便秘になってしまうと、お腹がパンパンになって苦しくなったり、赤ちゃんに悪い影響がないか心配で悩んでしまうこともあるかもしれません。
妊娠中は普段より便秘になりやすいため、無理ない範囲で食生活の改善や適度な運動を行ってみましょう。
それでも便秘が解消されなかったり、腹痛がひどくなってしまった場合には、我慢せずに早めに医師へ相談してみてくださいね。
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