妊娠あるある「便秘」でまさかの事態
妊娠中は便秘になりやすいと聞いてはいましたが、普段便秘に悩むことのなかった私は完全に油断していました。とはいえ、悩んだのは妊娠5ヶ月ごろのたった1日。明らかに便秘からくる腹痛に苦しめられ、トイレに行っては出ない…を繰り返した翌日。その日も朝からトイレに籠るもなかなか出てくれないうんちゃん。いきむと赤ちゃんに影響するのでは!と、思いきり踏ん張ることもできないまま30分ほど経過しました。気づけば冷や汗も出てくるように…。出したい!でも踏ん張るのが怖い!出ない…と格闘すること1時間。意を決して思い切り踏ん張り、解放。事なきを得ました。しかし、その数時間後、思いもよらぬ腹痛が襲ってきたのです。5ヶ月にしてお腹の張りが尋常じゃない!やはりさっきの踏ん張りで赤ちゃんに影響してしまったのかも!と怖くなり、急遽夜間診療に飛び込みました。
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絶対安静、入院断るも、辛い自宅療養
運良く担当の先生が当直だったため、すぐにエコー検査をしてもらいました。結果は、予想通り切迫流産の疑い。今回の妊娠は2回目で、第一子の時も切迫流産を経験したため、これからのことが想像でき、ショックでした。しかも、自分の便秘解消のために赤ちゃんに辛い思いをさせることになってしまい、とても申し訳ない気持ちに…。先生からは「すぐに入院して、絶対安静が必要です」と言われましたが、「家で安静にするので、入院だけは勘弁してください!」と意気込んで断りました。当時、上の子が慣れない幼稚園に通いはじめたばかりで、一緒にいてあげたい思いが強かったのです。トイレとお風呂以外は動かないことを条件に入院は免れましたが、完全なる寝たきり状態。5歳の子どもと多忙な主人への迷惑は計り知れませんでした。身体も頭も元気いっぱいなのに…と涙する日もありましたが、私の仕事は赤ちゃんを守ってあげることだと割り切り、昼間は上の子が産まれてから疎遠になっていた読書を楽しみました。
飛行機NG、どうする!?里帰り
出産は里帰りを予定していました。遠方のため、妊婦さんが飛行機に乗れる妊娠8ヶ月ごろまでは自宅で生活しようと思っていたのですが、先生から早めに移動した方がいいとのお達しが…。しかも飛行機は、気圧の関係で産まれてしまう可能性もなくはないとのことから、急遽新幹線での長旅プランが浮上してきました。絶対安静の身で筋力も落ちている上に、大きなお腹で数時間座りっぱなしが不安で仕方なかったのを覚えています。また、安静解除はされていなかったため、地上移動とはいえ産まれてしまう可能性も否定できないと言われていたのです。その件で母親に相談していたところ、「お父さんが迎えに行くって」と思いもよらぬ言葉が。なんと東京駅まで来て、一緒に新幹線で帰るというのです。申し訳ない気持ちと嬉しい気持ちが交錯していましたが、父親に甘えることにし、久しぶりの二人旅を楽しむことができました。といっても父はどこにも寄らぬままとんぼ返りをし、私は大きいお腹に苦しめられていた数時間でしたが、何事もなく、無事実家に帰ることができました。
安静解除も今度は産まれない…
実家では上げ膳据え膳状態で、母親が全てのお世話をしてくれました。申し訳ない気持ちがありつつも、遠慮なくゴロゴロできる時間は今だけ!と絶対安静期間を満喫できていた気がします。9ヶ月目にしてようやく安静解除が言い渡され、動けることの幸せを実感していました。上の子と一緒にお散歩や買い物に出かけたり、母親の家事を手伝うことにも喜びを感じていました。そして出産予定日…。生まれる気配は一切ありません。あれだけ安静にして、色々な人に迷惑もかけてきたのに、赤ちゃんは居心地がよくなってしまったのか出ようとしてくれないのです。軽く運動してみたり、「早く元気に出ておいでー。みんな待ってるよー。」と話しかけるも音沙汰なし。予定日から1週間後、思い切って長距離を歩いてみると、その日の夜中にようやく破水が!それからわずか3時間後。元気な男の子と待ちに待った対面ができました。ずっとお腹の中でよく頑張ってくれたね。(神奈川県在住41歳M様の体験談)
※この記事は個人の体験談です。
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