登別温泉街からロープウェイで約7分、標高550mの山頂に『のぼりべつクマ牧場』はあります。
北海道にのみ生息するエゾヒグマを中心に約70頭ものクマを飼育しており、迫力満点です!
アイヌ民族について学べるエリアやクッタラ湖を一望できる展望台などもあります。
今回はのぼりべつ牧場の見所をご紹介していきたいと思います。
北海道の自然を満喫できるロープウェイ
登別温泉街の中心にあるロープウェイ山麓駅から高速ゴンドラリフト(通常6人乗り)でクマ牧場に向かいます。循環式なので待ち時間もほとんどなく、景色を楽しみながらあっと言う間に到着です。
※ロープウェイの往復運賃はクマ牧場の入園料に含まれています。
高い所がちょっぴり苦手な息子も父と手を繋ぎながら「綺麗!すごい!」と絶景を楽しんでいました。
春~秋の期間限定で運行しているユニークなゴンドラもあるので、探してみるのも楽しいです。
木製の檻の中にはなんとクマの剥製が乗っていますよ!
※このゴンドラに乗ることはできません。
魅力満載の園内マップ




展示方法も工夫が凝らされていて色々な角度からクマの様子を観察でき、「アヒルの競争」や「リスの杜」では可愛らしい姿にとても癒されました。
驚きいっぱいのクマゾーン
やはり、まずは「クマがみたい!」とのことで5箇所あるクマゾーンから探索していきました。
大人気「クマ山ステージ」
ステージでは「丸太渡り」や「餌探し」などヒグマの優れたバランス感覚や手先の器用さなど、驚くべき能力を見ることができます。
3組限定でステージに餌を隠してクマに探してもらう体験型コーナーもあり、挙手制なのでチャレンジしてみるのも良い思い出になりますよ。
【場所】クマ山ステージ
【日時】通年
※トレーニングショー(時間不定期)
①11:00 ②15:00
迫力満点!オスヒグマの「第1牧場」
東アジア最大の陸上動物であるオスのエゾヒグマ、迫力がとにかく凄いんです!
毎年5~7月の発情期間は「ボス争い」が繰り広げられるそうで、さらに見応えがありそうです。
間近で観察できる「ヒトのオリ」
第1牧場に併設されていて、人間が檻の中に入っているような造りになっています。クマが周りを取り囲んでいるので、獲物になっているような気分に…。
初めは怖いと後退りしていた息子でしたが、少し慣れるとクマの目や耳、鼻や毛並みなどじっくり観察していました。
ヒトのオリの一角にロッカー式の餌自動販売機があり、1袋100円で販売しています。
数箇所ある筒の中に餌を入れ、レバーを押すとクマに届く仕組みです。
のぼりべつクマ牧場🐻
— なひちゃん (@nahichan17) November 25, 2022
餌あげた🫣 pic.twitter.com/heWXomwftB
可愛いポーズで餌をおねだり!メスヒグマの「第2牧場」
メスのヒグマは動きが活発で、個性豊かなポーズでおやつをおねだりする姿がとても可愛らしかったです。
※クマのおやつはアヒル小屋に隣接している、クマのおやつ売り場で1袋100円で購入可能です。
クマの腕だめし(飼育員による実験ガイド)
飼育員さんが、クマの特性や行動などを実験を交えながらガイドしてくれます。
【場所】第2牧場
【日時】通年 ①11:30 ②14:00
子グマ牧場(子グマが生まれた年のみ)
ぬいぐるみのような子グマたち、じゃれあって遊んだり、食べたり、寝転がったりどんな姿も愛くるしいです。
※5月~11月下旬までの公開。
世界でも珍しい『ヒグマ博物館』
ヒグマ専門の博物館で生後1日目から成獣までの世代別剥製、骨格標本やクマの起源と歴史、世界の分布状況や人畜の被害状況、ヒグマの習性と生態など多数の資料が展示されています。
実際にクマの姿を見た後だったので、子どもも興味を持ってみていました。
2Fにはトリックアートもあり、面白い写真を撮ることができます。
飼育員によるヒグマの生態レクチャー
ヒグマやリスの生態、飼育に関する裏話、最先端の研究などを実物や動画、写真を用いて飼育員さんがお話してくれます。毎回テーマが違うので、参加する度に知識が深まります。






聴講記念証としてお手製のオリジナルカードが配布されますよ!
【場所】ヒグマ博物館
【日時】毎月の第2土日の2日間
※現在新型コロナウイルス感染拡大防止に伴い、当面の間休止中
絶景を一望!『クッタラ湖展望台』
日本屈指の透明度を誇っている「クッタラ湖」は周囲8km、湖面高257m深さ145mの真円形の神秘的な湖。
ヒグマ博物館の屋上から展望することができ、他にも太平洋、オロフレ峠、来馬岳、渡島半島や下北半島まで見渡せる大パノラマは息を呑む美しさです。
アイヌ文化を体感『ユーカラの里』
ユーカラの里はアイヌの貴重な文化遺産を保存し、有形無形文化財を後世に伝えるため、明治初期の生活様式を忠実に再現したものです。
ユーカラ売店(4/23~10月中旬までの期間限定)にて、無料でアイヌ衣装の貸し出しが行われています。
私も衣装を着ました。女性と男性の装飾品の違いがよくわかったり、よりアイヌ文化を体感できます!
生活資料館では、ポロチプ(大きな舟)やタマサイ(首飾り)、エチュシ(酒差し)、エムシ(刀)など、アイヌ民族の貴重な生活用具が展示されていて、自然と調和したアイヌ民族の生活の知恵を感じました。
ショップ・レストラン
山麓売店・山頂駅売店
ロープウェイ山麓・山頂駅にある、クマにちなんだオリジナル商品満載のお土産ショップは品揃えも豊富です。
ユーカラ売店
手作りの木彫りの工芸品や、アイヌ文様刺繍の入ったバッグ・名刺入れ・ポーチなど、一点物のグッズが並んでいます。
※4/23~10月中旬までの期間限定
レストラン「クマ山食堂」
北海道ならではのラム丼や、カツカレー、醤油・味噌・塩ラーメンに一味変わったトマトラーメンや閻魔ラーメン、ソフトクリームや飲み物など、豊富なメニューです。
今回は利用しなかったのですが、キッズスペース完備、休憩の利用も可能なので子連れでも安心です。




のぼりべつクマ牧場の基本情報
住所 | 〒059-0551 北海道登別市登別温泉町224番地 |
電話番号 | 0143-84-2225 |
入園料金 | 大人 2,650円 小人 1,350円 |
営業時間 | 9:30 ~ 16:30 (最終入園15:50) |
駐車場 | 普通車500円/二輪車200円 |
HP | のぼりべつクマ牧場 公式サイト |
まとめ
通常の動物園では中々見られない、クマの迫力ある姿や餌を求める可愛らしい姿などを見られるだけでも満足度が高いですが、アイヌ文化が学べたり、絶景のクッタラ湖を一望できたりと想像を遥かに上回る充実した施設でした。
周辺には登別温泉や地獄谷、閻魔堂などもあるので、あわせて観光するのも良いかと思います。
是非一度足を運んでみて下さい。
※2022年11月30日時点での情報です。時期により情報が異なる場合がありますので、予めご了承下さい。
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