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4回の妊娠したけれど一人娘。繰り返す流産と子宮外妊娠の実体験

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大事に大事に毎日を過ごしていたのに、まさかの初期流産…

27歳で結婚し、夫婦二人でお金は無いけど自由で楽しい毎日。夫は優しくて面白いし、義理両親とも仲良く出来いてずっとこのままでいられたら幸せだと思っていたある日、よく一緒に遊んでいた夫婦に赤ちゃんが出来たという知らせが。友人は無事に元気な男の子を出産。初めての育児に翻弄する友人夫婦を見て私たち夫婦は「大変そうだな、私たちはこのまま二人がいいや」と二人の生活を選択。変わらず忙しい日々を送っていました。ところが私が30歳になった年に実父が突然他界。孫に会うことなく父は旅立ち、この時初めて「ああ、子供がいたらまた違ったのかなあ」と思いました。それから夫婦で子供について話合い、1年後に妊娠が発覚。仕事も続けていたのですが職場の協力もあり、大事に大事に毎日を過ごしていたけれど、2ヶ月ほどした夜に出血。翌朝急いで病院に行くと病院のトイレでまた出血と共に丸いものが下腹部から出てくるのを感じました。そして受診の際、私のお腹にはもう何も無いということがわかったのです。初期流産でした。信じられない気持ちと、父を亡くしたばかりの私にはこの理不尽さが本当に辛かったです。どうしてなんだろうと泣くばかりの日々でした。

そして再び妊娠。でも過去の流産が蘇り不安ばかり…

もう子供は出来ないかもしれないと思い、仕事を頑張ろうとしたのですが何だか脱力感。努めて明るく振る舞って「気にしていませんよ〜」というフリを続けてても、ふと素直になった時「やっぱり赤ちゃん、欲しいな」と思っていました。口に出せなかったけど、赤ちゃんがいる人が羨ましかったんです。そんな日々の中、再び妊娠していることがわかり、夢みたい!と夫と飛び上がって喜びました。それと同時に蘇る前回の流産…。何をするにしても神経を使い、安定期に入るまでは気が気ではありませんでした。しかもつわりもきつくて、仕事をしていると気が紛れましたが、決まってシャワーを浴びると吐いてしまいました。トイレでお腹に力を入れるのが怖くて便秘気味になったり、里芋の煮っころがしが異常に食べたくなって買いに走ったり…妊娠って本当に不思議で面白いですよね。仕事も退職してその年の11月。無事に元気な女の子を胸に抱くことが出来ました。出産は本当に楽しかったです。笑いに包まれた分娩室でした。亡き父がいたらきっと大喜びでいっぱい遊んでくれただろうなと思いながら娘との生活が始まりました。

3回目の妊娠!でもまさかの子宮外妊娠…

娘が幼稚園年少さんになった時、ふと生理が来ないことに気付き検査すると妊娠反応がありました。自然に任せていたとはいえ、また妊娠出来るとは思っていなかったことと、今回は娘の世話と同時に再びの妊娠生活。そして出産という不安は私にとってとても大きなものでした。とにかく病院に行こう。初めて行ったその病院で私が聞いたのは「子宮に何もないねえ。妊娠反応はあるけど。」そのお医者様からは「またお腹が痛くなったら来なさい」という言葉。私は訳がわからず、そうか、じゃあ買い物でもしてゆっくり帰ろうかなと思い実家の母に電話したのです。先生がそう言ったんだけど、なんだろうね?と。元看護師で婦人科での勤務もあった母からは「入院になるかもしれないからすぐに別の病院に行きなさい!分娩した病院!早く!!」と偉い剣幕で言われ、事の重大さが初めてわかりました。「子宮外妊娠」だったのです。翌朝一番に入院準備をして、娘を分娩した総合病院へ向かいました。子宮外妊娠との診断を受け、そのまま母の言おう通り入院し手術の運びとなりました。今の医学ではどうにもならないの?と誰もいない広い病室で一人ぼっちの夜に涙が止まらなくて、こんな体でごめんなさいと生まれてこれなかった赤ちゃんに申し訳ない思いでいっぱいでした。

4回目の妊娠。しかし2度目の流産に…

子宮外妊娠を経験し、私が入院してしまった為に娘にも寂しい思いをさせてしまったので、この気持ちを忘れないようにしようと娘にいっぱいいっぱい愛情を注ぎました。そして子宮外妊娠で片方の卵管を摘出している私でも、また子供が欲しいと思っていました。検診で卵管が一つしかなくても妊娠は可能という話を受け、卵管造影をしたところ問題もないことがわかったので密かに「もしかしたら…」と期待していたのです。そしてまた妊娠が発覚。娘がお姉ちゃんになるかもしれないという喜びの中、今までの経験上ぬか喜びはできないと静かに生活しておりましたが、ある日出血していることに気付き絶望的な思いを抱えまた病院へ。2度目の流産でした。ショックでしたが「やっぱり…」という負の感情があったのが正直なところです。その時に主治医に言われたのが今でも心に残っているのですが「今ある幸せを大事にしなさい。かわいい娘さんを大切に。」ないものを求めるよりも今あるものを大切にしなさい。これからも妊娠を望むなら年齢的にも高齢出産になる。そのリスクはわかりますか?と言われて私の考えも変わりました。本当にいい先生でした。私は抱いてあげられなかった赤ちゃんたちをこれからも忘れることなく人生を歩んでいきます。(広島県在住H様の体験談)

※この記事は個人の体験談です。

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