「本が好きな子どもに、育ってほしい」と考えている親は多いのではないでしょうか。文科省でも、子どもの読書活動の大切さを以下のように述べています。
「読書活動は、子どもが、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深く生きる力を身に付けていく上で欠くことのできないものです」
文部科学省、子どもの読書活動推進ホームページ
では、どうすれば本好きな子に育つのでしょう……
わが家には5歳の娘がいます。本好きかどうかは分かりませんが、毎日の絵本タイムをとても楽しみにしているようです。
まずは絵本タイムを楽しむことを目標にするのはいかがでしょうか。今回は、我が家で実践している3つのことを紹介します。一つでも参考になることがあれば嬉しいです。
我が家で実践!絵本タイムを楽しむ3つのこと

①寝る前の読み聞かせタイム
寝る前の読み聞かせは、実践されている方も多いと思います。その際に、我が家で意識していることをご紹介します。
読書を楽しむための空間づくり
読書のタイミングは、家庭や保育園、図書館など色々ありますが、娘にいつの絵本タイムが一番好きか聞いたところ、答えは「寝る前」でした。その理由は「ムードがいいから」だそうです。
寝る前の絵本タイムは、電気を少し暗くし、毛布にくるまって、そして娘とくっついて読みます。その過程が「今から本を読むぞ」というワクワク感を刺激するのかもしれません。
読む本を子どもに選んでもらう
同じ読み聞かせでも、自分で選んだ本の時は子どもの集中力が違うように思います。
一時期、一冊の絵本ばかり読んでいました。文字にも触れさせたいと思っていた私は、他の本も勧めてみましたが、頑なにその本ばかりを持ってきます。色々な本を手に取ってほしいという思いもありましたが、好きな本を読んでいるときの娘が楽しそうだったので「ま、いいか」と諦めました。
数週間後には満足したのか、自然と他の本を選ぶようになりました。






その時々で本人が興味あるものを、大人が邪魔せずに触れさせてあげることの大切さを学びました。
本当の良書とは、その子が何度も繰り返して読みたくなる本なのかもしれません。
時間に余裕がある時は、子どもと一緒に読む
大人の立場からすると、寝る前の絵本タイムは、出来るだけ早く終わらせて寝てほしいと思ってしまいますよね。けれど絵本タイムを楽しいものにするには、大人もその時間を楽しむことが大切だと感じます。
我が家では、時間がある時には娘と一行ずつ交互に絵本を読み合います。まだ上手く読めず、時間はかかりますが、前回よりスムーズに読めている箇所を褒めてあげると、とても嬉しそうな様子を見せます。小さな自信を積み重ねることで、自分で本を読むことにも前向きになっているようです。






いつかは、読み聞かせを必要としない時期が来るのだと思いますが、娘が「もういい」と言うまで、何歳になっても続けたい時間です。
②図書館をおもいっきり活用する




図書館は、子どもの好きな本を好きなだけ読ませてあげられます。






図書館のお陰で、娘の好きな本のジャンルが「鬼」や「妖怪」なのだと知ることができました。
図書館の児童書コーナーは、子どもが手に取りやすいように工夫されている場所が多いように思います。子どもが自由に本を手にしながら「これかな、あれかな」と、自分で選ぶことができる点も図書館の魅力ではないでしょうか。
最近では読書通帳を作成できる図書館も多いようです。記帳がどんどん増えていくことも、読書のモチベーションアップに役立っています。
③読書の木をつくる
私の小学校時代、読書週間の際には学校で読書の木を作成していました。本を読み終えるごとに、葉っぱがどんどん増えて木が成長していく、その過程が楽しかったことを思い出し、娘と一緒に作成することにしました。
作る過程から子どもに参加してもらいます。また読書の木には大人も参加します。家族全員で参加することで、子どものやる気アップに繋がるようです。
※12月の読書の木(木が小さすぎました…)
絵本選びのお助けアプリ「絵本ナビ」
本の購入や図書館で借りる際、最終的には子どもに選んでもらいますが、探す過程は大人も一緒に参加します。
その際に、どの本が娘の年齢に合っているのか、どの本が面白いのかを迷うことがあります。そこで最近利用しているのが「絵本ナビ」のアプリです。
日本と世界の絵本約3万冊を掲載している、絵本の試し読みができるアプリ。人気ランキングや年齢別のおすすめ本などを検索することが可能です。
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まとめ
今回は我が家で実践していることを紹介させていただきました。この実践により、子どもが本好きになるかは分かりませんが、絵本タイムを娘と一緒に楽しめているのは3つの実践のお陰だと感じています。
これからの季節、家で本を読む機会も増えると思います。子どもとの絵本タイムをより楽しむヒントが少しでもあれば嬉しいです。
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