子育ての理解がある職場を選んで働くようにしたのに…
私は28歳のときに一人目を出産しました。その後、1年の育児休暇を経て仕事に復帰しました。私の職場は女性ばかりの職場で、ほとんどの人が子供がいるので、理解があると安心していました。もちろん、面接のときにも子持ちの方がたくさんいるからみんなで協力しあって仕事をしていると面接官が言っていました。だから安心して子供を産めるだろうと思っていました。ですが、実際に仕事復帰をして働くとまったく違いました。子供が1歳のときに仕事に復帰をしたのですが、私の子供はよく風邪をひく子供でした。そのため、仕事を休むことが多く、周囲の方には迷惑をかけてしまうことが多かったです。もちろん、「迷惑かけてすみません」という言葉を周りにもかけていました。
お局様から言われたキツイ一言
ある日なんとなく、みんなの視線が痛い気がしました。確かにちょくちょくと休んでいましたが、特別長く休んではいませんでした。子供がいる方たちばかりなので、みんなも同じ経験をしているとそんな風に思っていました。ですが、その職場で一番年上のお局さまのような人にある言葉を言われました。「あなた前も休んでいたようだけど、本当に子供の風邪?ズル休みしていない?」私はびっくりして「違います。本当に子供が風邪を引いて休みました。病院にも行っています。」と返しました。すると「栄養をしっかり摂っていないから風邪ばかりひくんじゃない?私の子供は全然風邪ひかなかったからね」と言われたのです。子供の体質はひとそれぞれなのにすごく腹が立ちました。ですがこの時、この人に逆らうと面倒なことになると思い「すみません。」というしかありませんでした。
面接で言われたことと実態は全然違っていた…
それから、子供の体調管理には徹底的に気をつけて生活をすることにしました。ですが、どうしても風邪を引いて休まないといけないことが数ヶ月に一度多々あります。そのたびに職場の人に「すみません。」と頭を下げて謝っています。職場の人たちは「仕方ないよ」と言いながらも「また…」みたいな空気を出されてしまいます。「この職場はみんな子供の体調不良で休んでいないんですか?」と私は勇気を出して先輩に聞いてみました。そしたら、「風邪を引いても親とか旦那さんに預けて、みんなあまり休ませていないよ」と言われました。驚いて「でも、面接ではみんな子育てへの理解があるから大丈夫と言われました。」と言うと「今時そう言わないと人が入らないから言っているけど、実態は違うよ」と言われてしまいました。
お局様の態度の理由とは
話を聞くと他の人もお局様に目をつけられるのがイヤで親にあずかってもらったり、体調不良でも無理やり保育園に行かせたりと極力休ませないようにしていたそうです。そして、何故お局様はそんなに厳しいのかというと、自分の子供が小さいときは今ほど理解はなくて、かなりしんどい中で仕事をしてきたそうです。その人は預ける親もいないし、旦那さんも協力的ではないので、どれだけしんどくても自分でなんとかして仕事を続けたそうです。だから、簡単に子供の体調不良で休む人たちがいると腹が立つのだそうです。すごい勝手な理由だなと思いましたが、小さい子供がいるママの理解がある会社だと思って入ったのにすごく残念な気持ちになりました。表向きはそういっても実際に働いてみないと分からないことがあるんだと知りました。人間関係ですごくイヤな思いをしましたが、しばらくはそこで頑張って働きました。(広島県在住H様の体験談)
※この記事は個人の体験談です。
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