塩素を除去する入浴剤5選！塩素から赤ちゃんの肌を守りバスタイムを楽しもう！

水道水は、私たちの生活に欠かせないものですよね。この水道水に「塩素」が含まれていることは、多くの方がご存知のことと思います。飲み水の塩素は気になるけれど、お風呂の塩素はそれほど気にしていないかもしれません。

お湯に含まれる塩素は、赤ちゃんや小さい子供の肌や髪にダメージを与えることがあります。塩素を除去する入浴剤で大切な家族の健康を守りましょう。

なぜ水道水に塩素が含まれているの？

日本の水道水には、水道法によって「塩素」を入れることが義務付けられています。これは河川や湖から汲み上げた水を殺菌消毒し、衛生上の安全を保つことを目的としています。

消毒用として含まれている

水道水は、人が安全に飲めるように消毒用として塩素が含まれています。水道水の水質基準は、厚生労働省が決定しており、人体や環境に影響がないように考えられて塩素が注入されています。

病気の原因となる微生物や細菌から守るため

塩素には、強い殺菌力があります。水道水の原水である河川や湖の水には、さまざまな病気の原因となる微生物や細菌が含まれている恐れがあり、塩素を入れることで、病原菌の感染力を衰えさせ殺菌する効果が期待できます。

参考サイト：厚生労働省「水道法第4条及び第22条等の関係について」

塩素が与える身体への影響は？

日本の水道水に含まれる塩素は、毎日飲んでも身体に悪影響はないと言われています。しかし、お風呂のお湯やシャワーはどうなのでしょうか？

肌や髪を乾燥させ、かゆみの原因になる

塩素は肌への刺激が強いため、乾燥肌やアトピーなど肌の弱い人には、かゆみの原因になることがあります。細胞膜にある脂質を破壊するだけでなく、タンパク質を壊す働きがあるため、髪の毛を傷める原因にもなります。特に肌の薄い赤ちゃんや小さい子供は、お風呂の塩素によって肌や髪の毛に大きなダメージを与えてしまうかもしれません。

カルキ臭が気になる

塩素には独特のカルキ臭があります。カルキ臭が苦手で「水道水は飲まない」という人も多いと思います。料理や飲料水用には、水道水を10分以上沸騰させたり、塩素除去機能付きの浄水器を使ったりすれば塩素を除去できます。

お風呂の塩素を除去する5つの方法

お風呂の塩素を除去するためには、時間や手間のかかる方法よりも、手軽に行える方法がおすすめです。次の5つの方法は、赤ちゃんのいるご家庭でも簡単に行える方法です。ご家庭の生活に合ったものを試してみて下さい。

ビタミンCを入れる

ビタミンCには塩素を中和して除去する働きがあるため、お風呂に少量入れるだけで塩素を除去できます。無着色で無香料なので見た目は変わりませんが、入浴するとお湯がまろやかになるのが分かります。手軽に使える粉末タイプや錠剤タイプがあります。

レモンやミカンなど柑橘系の皮を入れる

レモンやミカンなど柑橘類の皮には、ビタミンＣがたっぷり含まれています。皮を少し乾燥させてネットやガーゼに包んでお湯に入れてみましょう。身近な果物が塩素除去に役立ちます。ゆず湯のように丸ごと柑橘類を入れてもいいです。

備長炭を入れる

炭には水をキレイにする浄化機能があるため、塩素除去にも使えます。備長炭をネットに入れて、お湯に入れましょう。しばらく浴槽に浸けておくと効果的です。ただし、使った後は、天日干しをして雑菌やカビが繁殖しないようにする必要があります。

セラミックボールを入れる

セラミックボールは、細かく粉砕した鉱石を球状にして高温で焼結させたものです。水槽や浄化槽で浄水用に使われており、お風呂の塩素除去にも使えます。

入浴剤を入れる

塩素除去する効果がある入浴剤を使ってみましょう。強い香りや保湿力の強いヌルヌルしたタイプは避けたほうが無難です。

お風呂の塩素を除去するおすすめ入浴剤5選

赤ちゃんや小さい子供の肌は、バリア機能が弱く、大人よりも未熟でデリケートです。炭酸や硫黄入りなど大人が使う入浴剤では刺激が強すぎます。ピリピリしない刺激の弱い入浴剤を選ぶようにしましょう。塩素を除去する働きのある、肌にやさしい入浴剤がおすすめです。

重炭酸入浴剤　「Babytab （ベビタブ）」

重曹、クエン酸、ビタミンCが使われている錠剤タイプ入浴剤です。1錠入れるだけで、塩素をすばやく中和してくれます。界面活性剤が使われていないため、肌の弱い赤ちゃんも安心して使えます。

除塩素入浴料「おぷろ」

浄水器メーカーが開発した、水をキレイにして肌をスベスベにしてくれる入浴剤です。塩素が除去され、お湯が柔らかくなめらかになります。6種類の色と香りがあり、その日の気分に合わせてバスタイムを楽しめるのが魅力です。

無添加入浴剤「ベルメ」

重曹のもつ洗浄力を利用した粉末タイプの入浴剤です。無添加、無着色、肌に優しく汚れをキレイに落としてくれます。赤ちゃんはお湯に浸かりながら髪を洗えます。目に入ってもしみません。誤って飲んでも大丈夫です。

勇心酒蔵　薬用入浴剤　「くまこのつやぽかバスタイム」

米発酵エキスで作られた入浴剤です。米発酵エキスには、18種類ものアミノ酸が含まれており、古い角質をやさしく落としながら肌に潤いを与え、しっとりスベスベにしてくれます。界面活性剤や保存料、香料も含まれていません。

丹平製薬「アトピタ　薬用保湿入浴剤」

ヨモギエキスが配合された液体タイプの入浴剤です。炭酸水素ナトリウムが皮膚をなめらかに整えてくれます。ヨモギの色と香りでリラックス効果が得らます。

まとめ

お風呂の塩素を除去する入浴剤をご紹介しました。入浴中は、肌や髪の毛を守る皮脂が洗い流され皮膚が弱くなっている時間のため、塩素の影響を受けやすくなっています。赤ちゃんや小さい子供たちが、肌や髪にダメージを受けないように塩素を除去してバスタイムを楽しみましょう。

＼ 無料購読して新着投稿のお知らせを受け取る ／