世の中には実に多くの絵本が存在します。
いざ絵本を買ってあげようと思っても、我が子にはどんな絵本を与えたらよいのか悩みますよね。
そこで、本記事では、0~2歳のお子様向けの、おすすめ絵本をご紹介します。是非参考にして頂けたら幸いです。
乳児期の絵本選びのポイント
どのような絵本が『良い絵本』か、と定義することはとても難しいです。例えば、0~2歳向けの絵本だと、
- 絵と物語が連動している
- 擬音や言葉のリズム・響き等を楽しめる
- 身近なものと言葉がつながる
- 絵が大きく見やすい
- 文章は1〜4行程度
- 登場人物が少なく、身近な人や動物が登場する
- 簡単なストーリー性があり、主人公に共感できる
といった特徴が挙げられることが多いです。

絵本の紹介に、「〇歳から」というような表記があることもありますが、あくまで目安なので、さほど神経質に気にする必要はありません。
同じ年齢のお子様でも、一人一人、興味関心や発達段階も異なります。
お子様がお気に入りの絵本が見つかったら、それがそのお子様にとっての良い絵本と言えるでしょう。
乳児期にはボードブックがおすすめ
乳児期のお子様は、ものを手に取ると、舐めたりかじったり、とてもダイナミックに扱います。
「子ども一人でも絵本を楽しめるように」と思い、手の届く場所に絵本を置いてみたものの、気付けばビリビリに破かれていた。なんて経験がある親御さんも多いのではないでしょうか。






そんな問題を解決してくれるのが、ボードブックです。




ボードブックとは、厚手の紙で作られた本のことです。
表紙・背表紙だけでなく、全てのページが厚手の紙で作られています。
そのため、小さなお子様が舐めたりかじったりしても破損しにくく、比較的安心して使用することができます。
保育園でも人気!おすすめボードブック5選
『ごぶごぶ ごぼごぼ』駒形克己 作




音の楽しさを、色と形であらわした絵本。
「ぷく ぷく ぷく ぷくん」「ごぶ ごぶ ごぼ ごぼ」などの音(言葉)の響きやリズムが楽しいです。
鮮やかな色の使い方や組み合わせに加え、ページに穴が空いているという仕掛けもあり、夢中になって作品に引き込まれます。
『ぽんちんぱん』柿木原政広 作
「ぱんぱんしょくぱんぽんちんぱん」と、歌のようなリズミカルな言葉にあわせて、食パン、あんパン、ロールパンなど、親しみ深いパンが登場します。
「ぽんちんぱん」というユニークな言葉を、思わず一緒に口ずさみたくなる楽しい作品。
ページをめくるたびに次々とあらわれるパンの表情に、思わずくすっと笑ってしまうような、可愛らしい一冊です。
『どんな いろが すき』100%ORANGE 絵




人気の童謡「どんないろがすき」を絵本にした作品です。登場する子どもたちが、好きな色のクレヨンでさまざまな絵を描いていきます。
童謡の歌詞にそって展開していくので、リズムにのりながら歌って読み聞かせをしても楽しいです。
様々なものや動物が登場するので、言葉に興味を持つきっかけにもなりそうな一冊。
『かささしてあげるね』はせがわせつこ 文/にしやまかやこ 絵




男の子が動物たちに傘をさしかけてあげるお話です。
「ピッチャン パッチャン」と雨にうたれるゾウには大きな傘、「ピロリン、ポロリン」とあたるキリンには柄の長い傘をさしてあげます。
動物によって、降る雨の音や、傘の大きさ等が異なるため、様々な雨の音を楽しんだり、「大きい・小さい」「長い・短い」といった概念に親しむきっかけにも繋がりそうです。
『しろいかみ』谷内つねお 作/西山悦子 撮影




一枚の白い紙が、くるっと丸まったり、折りたたまれたり、ぐじゅっと握られて小さくなったり、びりっとやぶれたり…。
最後はびりびりにやぶれて、「ぱーっ」と飛んでいきます。
長年にわたり紙の造形を手がけてきた作家が、さまざまに変化する紙の魅力をシンプルに伝える写真絵本です。
ものの構造や、形の変化、素材の性質等に、興味を持つきっかけに繋がりそうな一冊です。




まとめ
今回は0~2歳の子供に人気な絵本を5つご紹介しました。
脳の発達が進むにつれ、だんだんと物語のストーリーを理解したり、登場人物に感情移入したりすることもできるようになっていきます。
単調な展開に飽きてきた様子でしたら、簡単なストーリー性のある絵本も用意してみると、さらに楽しむことができるかもしれませんね。
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