6週目終わり頃からついにはじまったつわり
よく、ドラマや漫画で急に「うっ」と吐き気に襲われて「おめでた?」と聞かれるシーンがあり、私もそうなのかな?と思っていましたが違いました。私は生理がこないことから妊娠がわかり、それから1週間くらいはいたって普通に生活ができていたので、「私はつわりないタイプなのかな?よかったー」なんて思っていました。つわりの前日なんて、コッテリしたとんこつラーメンに、分厚いチャーシューが乗ったものと、チャーハンをぺろっと平らげていました。しかし!その翌日、本当に突然つわりが私の元に容赦なくやってきました。ずっとムカムカと吐き気がやまない。何を食べても、何も食べなくても吐く。水を飲むことも気持ち悪い。自分のよだれに対しても吐き気がして、よだれもしょっちゅう吐き出している。そんな自分の急激な体の変化についていけませんでした。家事もできず、実家にしばらく帰ることにしました。
赤ちゃんのために食べなくちゃと思うも、精神的に辛い日々
食べることが大好きなのが本当に嘘みたいに、まったく食欲がわかなかったです。むしろ何も食べたり飲んだりしたくない、と思っていました。自分のよだれさえも気持ち悪いのですから。でも、食べないと、食べなくても水分は取っておかないと、私にも赤ちゃんにも悪い。食べていないと吐くのもつらい。実家なので、母から「吐いてもいいからとにかく食べておきなさい!」と励まされ、なんとか食べていました。なんとか食べるけれど、吐く。気持ち悪くて、動くのは吐くときだけ。そんなくりかえしの毎日を過ごしていました。テレビで、同じ妊娠周期ぐらいの芸能人の方が、「つわりは全然なく、元気に過ごしています」とニコニコしているのが、とってもうらやましかった。精神的にもやっぱりつらくて、「なんでこんな目にあうのー?!」とか、ネガティブなことが頭の大半を占めてしまっていました。
つわりでも食べられるものを探すしかなかった
食べない、水分を取らないのは、私にとっても赤ちゃんにとっても危険なので、前向きに食べられるものを検討することにしました。結果、グレープフルーツは食べるとなんだかスッキリすることがわかりました!これ以降、グレープフルーツをきらさないように買っていました。あと、塩おむすび、枝豆、かけうどん、フライドポテト!は、吐きはするけれど他のものよりはムカムカしづらいことが判明しました。フライドポテトなんか、油でムカムカが増しそうなのに、大丈夫だったのが不思議でした。さらに不思議なのが、産まれてきた赤ちゃんの離乳食期も終わって、大人と同じものを食べ始めたとき、好きな食べ物が、私がつわりのときに唯一食べることができたものと同じだったこと!お腹の中で赤ちゃんが選り好みをしているから、つわりって起こるのかしら?と思わず考えてしまいました。
結局産むまで続いたつわり
16週に入ったころから、それまでのひどい、つらい吐き気がだんだんおさまって、吐くことも無くなってきました。でも、ずっと軽く吐き気は続いて、結局産むまでその吐き気が消えることはありませんでした。「吐く」という行為がなくなったことは、精神的にも肉体的にも、ものすごく楽でした。ちょっと吐き気は感じるけれど、食べることができるのは本当に嬉しいし、ありがたいことでした。動けるようになって、実家から自宅に帰り、家事にも少しづつとりくめるくらいになっていました。なんとか、吐きながらでも食べていたのがよかったのか、赤ちゃんは3500gと大きめで、元気に産まれてきました。今書きながらも思い出して、少しムカムカしてしまうぐらいつらかったつわりの日々。今苦しんでいる方のつらさは本当によくわかります。自分を最優先に労わって!必ず終わりがきますから。安産をお祈りしています!(大阪府在住44歳F様の体験談)
※この記事は個人の体験談です。
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